私の出身地である岐阜県の会社ということで注目しているのが今回ご紹介する「信和株式会社」です。
建設用の仮設資材、物流機器の製造・販売を主な事業とする企業であり138億円(2020年度)、148名(2021年3月31日現在・連結)の規模としては大きくありませんが堅実な経営をされているメーカーです。
まず、注目点としては一人当たり売上が138億円÷148名 = 約9,000万円とかなりのハイパフォーマンスな会社であることが分かります。
私は企業に注目する際のポイントとして財務諸表も重要視しますが、一番ポイントとしたいのは「NO1の製品があるか」という点です。
システム足場でシェアNo1
私は3兆円規模のメーカーで技術営業職をしていますが、はやり性能、コストなど何かで競合を圧倒する強みが無いと業界No1は不可能です。
そして、No1であることは顧客との交渉も有利になりますので高利益率にもつながってきます。これは経験則から確信しています。
信和株式会社は建物の工事に使用するシステム足場でシェアNo1となっています。

営業利益率は12%~13%
シェアNo1であり営業利益率は12%~13%と製造業としてはかなり高水準な数字となっています。
メーカーの営業利益率の平均値としてはおおよそ5~6%程度のため、やはり技術的な強みに支えられて高利益率な体質となっています。

売上の比率としては足場関連が50%以上となっており、仮設資材が17%程度のため、住宅や工事着工数に業績が影響を受けやすいことが分かります。
信和株式は景気敏感株であるため景気後退局面で業績が悪化するリスクがあることが分かりますのでこの点は注意が必要です。

高配当株投資で必見の自己資本比率は65%強!
高配当株が継続して配当の支払い能力があるかの判断ポイントとして自己資本比率は超重要指標ですが信和株式会社では65%強となっており、堅実な経営を続けていることが分かります。

株主構成 個人が約半分
信和株式の株主構成は個人が約半分であるので金融機関、証券会社、外国人の保有比率が低いことは株価が大幅に下落するリスクが小さいと言えると思います。
リーマンショック、コロナショックではやはり金融機関などが投げ売りをして株価が超下落しましたので安定性は高いと考えられます。

株価、配当性向
信和株会社の時価総額は約112億円で配当利回りは4.4%となっています。

配当については業績連動となっており配当性向はおおよそ40%程度です。

最後に 社員旅行は2年に1回、海外へ
さすがに今のご時世なので海外旅行には行っていないと思いますが、グアムやタイに社員旅行に行けるようです。
儲かっている会社はすごいな・・・・・ということで3末に株を保有していると配当がもらえますのでご検討ください笑


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