メルカリのヘビーユーザーの視点で決算と注目の事業をご紹介していきます!
メルカリでの交渉方法等は以下の記事にまとめてありますのでご参考ください。
本記事はメルカリ決算資料を引用しています。
決算概要
2021年6月期通期(20年7月~21年6月)の決算
売上高 前期比39.1%増の1061億円
営業利益 51億円(前期は193億円の赤字)と増収増益
最終利益は57億円(同227億円の赤字)と、初めて通期で黒字化を達成
売上高の増加と宣伝広告費の抑制によりとうとう黒字化を達成しています。

主力のはメルカリJP(日本)の事業で利用者数、売上高が順調に増加しています。

主な事業内容
メルカリと言えばC to Cビジネスである中古販売のプラットフォームとして有名ですが、最近はメルペイの利用ができる店舗も増加していて利用がしやすくなっています。

さてここからは、メルカリの注目事業を2つご紹介していきます。
注目の事業 メルカリShops
個人的に注目をしているのはゾウゾウでのメルカリShops事業です。「メルカリShops」において、1,900万人超の顧客基盤を活用して、かんたんに「売れる」という体験を提供することをコンセプトとしています。

決算資料によると、メルカリShopsにおいてECプラットフォームを提供することでEC普及率の向上と「売れる」体験を提供できることがメルカリの付加価値として定義されています。
現状のEC販売の課題
①多くの中小事業者がネットショップ開設に至っておらず、日本全体のEC化率は未だ8.1%
②ECサイトを開設している小規模事業者のうち商品が「売れている」割合は25.3%
上記の課題を解決できるプラットフォームを提供できれば楽天、アマゾンに対抗できる新たなECとして楽しみな存在となります。
成功するためのポイントとしてはいかに楽天やアマゾンと差別化できるかがポイントだと思うので今後の動向に注目です。
注目事業 メルペイ
メルカリのヘビーユーザーとしてはメルペイにかなりお世話になっています。
売上を買い物に使えるためメルカリエコシステムをうまく活用できると家計がとても助かります。
メルペイ事業は先行投資により赤字が続いていましたが5月単月では黒字化を達成しています。利用者数も増加しており、1,067万人となっています。

個人的に注目しているのは通常の決済機能の他に、与信事業をは占めており「メルペイスマート払い」と呼ばれるリボ払いと同じ仕組みの高利貸し業も開始しています。
私は普段の買い物でローンをしない派のため利用することは決してありませんが楽天などの同様の金融業を行っているビジネスモデルではリボ払い機能でかなりの高利益を上げているためメルカリも同様に「メルカリスマート払い」で利益確保を目指いしているのだと思います。

メルカリの強みとしては一般的な属性(例えば会社員、年収、勤続年数など)ではなく、メルカリの利用実績によって与信を行い、金利や利用限度額を決める決済サービスとなっています。
中国のアリババなどが行ている個人の”点数”によって与信を行えることは貸し倒れリスクを軽減することもできるためかなり有望な事業と考えられます。
(利用者にはあくまで借金のため計画的な利用をお願いしたいですが・・・・・)

まとめ
メルカリは中販売のプラットフォーを核として決済事業、EC事業を拡大しています。
決済事業ではメルペイの5月度黒字化は注目に値すると思うので今後も与信事業を中心に利益を上げられる事業構造にして欲しいと思います。
EC事業のメルカリShopsはメルカリユーザーが利用しやすいことやメルカリでの売り上げで商品購入ができると使い勝手がよくなりメルカリ経済圏がより拡大することが予想できるので期待しています!
私もメルカリShopsに出品できる商品を開発したいです・・・・・・

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