こんにちは!
かずよしです。
高配当銘柄として人気のJTの本決算が2/9(火)の予定のため今期と来期の配当予想をしていきます。
第三四半期時点の通期業績予想は以下の通りとなっており、第三四半期で期初の予想を上方修正をしました。
当初は配当性向が90%の予定でしたが最新の予想では88%となており、フリーキャッシュフローは4,150億円の予想に対して配当支払の予定総額は3,080億円のため配当は154円で維持されることが濃厚だと思います。
売上収益 | 営業利益 | 当期純利益 | 1株当り当期利益 | 1株当り配当 | 配当性向 |
2兆700億円 | 4640億円 | 3100億円 | 174.73円 | 154円 | 88% |
FCF | 4150億円 |
配当総額 | 3080億円 |
今期の株主還元の方針は配当金は安定性を重視し154円を予定とされており、当時は配当性向が90%までは減配をしないスタンスを取っているため今期の配当維持の可能性は非常に高いと考えられます。

NISAの週間保有残高ラインキングは、JTは堂々の一位のため配当方針が株価に大きな影響を与えます。

個人のNISAでの保有残高は多いのですが、JTの株主構成を確認すると最も保有しているのは財務大臣の33.50%、JT自身の11.29%でありこの2者で受取配当額は1360億円程度と40%以上となります。
よって、減配によって不利益を被るのは財務大臣(政府)であり、JT自身でもあります。
株主名 | 保有比率 | 受取配当額(億円) |
財務大臣 | 33.50% | 1,027 |
JT | 11.29% | 348 |
第三四半期決算発表後の株価は11月2日に100円近く上昇しました。
やはり、配当がどうかるか?が投資家の注目ポイントであることは間違いありません。
100円上昇というのは、下期配当が77円 / 株のため配当以上に上昇していることになります。

よって今回の通期決算では今期の決算だけでなく来期予想も発表されるためとても重要な決算となります。
ここで、来季の業績を予想するためにJTの事業別売上収益の割合を確認すると、多くが海外たばこ事業であることが分かります。
医療事業や加工食品事業にも力を入れていますが、収益の80%以上はいまだにたばこ事業となります。

たばこ事業への依存からの脱却は難しくコロナの影響も限定的だと思いますので、来期の業績と配当予想は大きな波乱なく今期並みを予想します。
配当性向も90%までは許容して安定性を重視して154円で配当維持の政策を取るのではないでしょうか。
売上収益 | 営業利益 | 当期純利益 | 1株当り当期利益 | 1株当り配当 | 配当性向 |
今期並み | 今期並み | 今期並み | 今期並み | 154円 | 90% |
たばこ事業はESGSの逆風もあり、売上収益が増加することは難しく、株価が上昇しずらい展開が続くと思いますので、JT株を保有する上で知って起きたリスクについては↓過去の記事をご参考ください。
JTの事業内容を詳しく知りたい方は↓の記事をご参考ください!
2/9の決算が楽しみです。
配当維持でお願いします!

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