ソフトバンク第3四半期決算

ソフトバンク

ソフトバンクGの子会社であるソフトバンクの決算が予想通り売上高、営業利益が増加する好決算となっていました。

売上高は前年に対し1,891円増加の3兆8,070億円、営業利益も465億円増加の8,416億円です。

期首の予想に対して売上高、営業利益、純利益が全て高い進捗率となっています。

進捗率が高いため通期予想を上方修正し、売上高は5兆円を超える予想となりました。

5兆円を超える売上高で営業利益は約1兆円あるため営業利益率約20%と稼げる体質となっています。

上方修正の理由としては期初に見込んでいたコロナによるマイナス影響をデジタル化・巣ごもり需要のプラス影響が大きく上回ったためとのことです。

ソフトバンクはもともとモバイル通信事業をメインに稼いでいましたが、現在はLINE、ZOZO、Zホールディングズなどの連結子会社を抱えるようになり、モバイル通信料以外の売上比率が70%以上となっています。

モバイル一本足打法ではなくシナジー効果が見込める事業の多角化を進めている点が評価できると思います。

好業績を受けて株価も一時の1,200円から1,400円付近まで上昇しています。

上場時の公開価格1,500円に達すると売り圧力も高まること、昨年の1,204円でのソフトバンクGから1兆円以上の株式の売却もあったためある程度株価が上昇すると売られてしまうため当面は1,500円が天井だと思っています。

Yahoo!ファイナンスより

ソフトバンクの株保有時のメリットとデメリットについてはこちらの記事もご参考ください。

政府からの通信キャリアへの値下げ要求により各社が割安プランを発表しましたが、来季以降の業績に反映されてくるため今後も注目です。

ソフトバンクは通信料以外にも多角化を進めているため業績への悪影響が実際にどれくらいになるのか来期予想が発表されるのを楽しみにしています。

コメント