ひっそりとネオモバイルで買い進めていたJR東海の株価が上向いてきました。
第三四半期決算を振り返りながらJR東海の業績を核確認します。
JR東海の事業内容については↓こちらをご参考ください!
JR東海の第三四半期決算発表があり、営業費は前年同月に対して▲1,393億円と減少しましたが、営業収益が営業費の減少を大きく上回る▲8,449億円となったため、当期利益は▲1,114億円となっています。
決算説明書には費用削減を強力に推進したことにより営業費の減少はあったものの、大きな営業損益を計上と記載がありました。
【第三四半期決算ダイジェスト】
営業収益 6,030億円(▲8,449億円)
営業費 6,966億円(▲1,393億円)
営業損益 ▲935億円(▲7,055億円)
経常損益▲1,477億円(▲7,034億円)
当期利益 ▲1,114億円(▲4,996億円)
今期の連結業績予想は前回からの据え置きとなっており、当期純利益は▲1,920億円と大幅な赤字予想となっています。

配当の予想は前回と同様に期末は65.00円となっています。
1株当り当期純利益予想は▲977.13円ですが、通期配当が130.00円の予想のため赤字でも配当を出すということになります。
これまでの健全な経営によりキャッシュは豊富ですが来期以降も配当を出すことができるか?など不安要素は多くあります。

セグメント別の損益を確認すると、メインの輸送業が大幅に収益が悪化しています。
特にJR東海は新幹線から稼ぐビジネスモデルのため出張や旅行が制限されている中、1月、2月の業績も悪化することが予想されます。

新幹線の合計の利用率は前年比31%に留まっており、20年10月~12月はGO TOキャンペーンの効果もあり一時的に利用率が50%程度に上昇していました。
1月以降は緊急事態宣言も発令されており、通期業績はかなり厳しい結果が予想されます。

株価については2月以降に上昇をしており、他の銘柄に対して割安感があるため買われているのでは?と予想しています。

個人的にはしばらくは業績は期待できませんが、本来であればJR東海は強固な事業を持っているため長期的には復活すると予想しています。
ただ、今後はビジネスマンの出張がこれまでよりも減少したり、リニア問題も抱えているためリスクは大きいと思っています。
とりあえず、20,000円まで上昇して欲しい。

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