ウェルスナビの今後を予想

株式投資

注目をしていた資産運用のロボアドバイザー業務を行う国内最大手の「ウェルスナビ」が東証マザーズに上場しました。

公開価格での時価総額は517億円規模となっており、2020年のIPOでは雪国まいたけ(877億円)とローランド(848億円)に次ぐ規模となっています。

ウェルスナビは2015年4月に設立と新しい会社ですが、預かり資産は3,200億円を超え、口座数は35万を上回っています。

資産運用は投資家への質問に対する回答を基に個人のリスク許容度を5段階に分け、リスク許容度に応じた5つのポートフォリオを提供しています。

2015年に設立され運用を開始しているためこの期間の株価は上昇トレンドであったことから運用成績はかなり良好となっています。

ウェルスナビの収益は預かり資産に対して顧客が支払う手数料は年率1%となるため、運用資産が増加すると雪だるま式に収益が増加するビジネスモデルとなっています。

よって、上場時には最終赤字のウェルスナビが黒字化するためには運用額を今後も順調に増やしていく必要があります。

ウェルスナビの決算情報

2020年12月期の予想決算は売上収益が24億円、最終損益が▲12億円となっています。

2019年に対しては売上収益は56.2%増加しており赤字幅も縮小しています。

主要株主情報を確認するとCEOである「柴山和久」氏が28.59%の株式を保有しています。

柴山CEOのウェルスナビ設立に至った経緯などは以下のコメントをご参考ください!

会社情報、ビジネスモデル

ウェルスナビは2.892億円を運用する国内No.ロボアドバイザーの企業です。

従業員は83名とIT企業らしく少ない人員のため固定費も少ないことが予想されるため運用金額が今後増加し、損益分岐点売上を突破した場合は利益率の上昇が指数関数的になると予想しています。

ロボアドバイザーの強みとしてリスク許容度に対する5つの質問に答えると最適なポートフォリオを提示されます。

よって資産運用はしたいが個別株式、ETF、リート、コモディティなどの自ら勉強することに興味が無く、時間もない働く世代をターゲットにした資産運用をパッケージ化したビジネスと言えます。

 米バンガード社、ブラックロック社などの大手資産運用会社のETFを組み合わせてグローバル及び資産の分散化をすることができます。

利用者及び競合について

ETFの手数料はもともとかなり低いためウェルスナビへの手数料を1%加味してもアクティブファンドなどに比べて低コストで運用ができる仕組みとなっています。

ウェルスナビの利用者の約30%は投資の経験が無く30代~40台で合計の60%以上を占めています。

やはりこの世代は人生100年時代が到来している現在において老後の不安を抱えている世代でもあるため今後20代を中心に更なる需要が見込めると予想できます。

ロボアドバイザーの分野での競合他社との比較では預かり資産・運用者・預かり資産の伸び率ともにウェルスナビが第一位となっています。

但し、楽天証券などの大手ネット証券もロボアドバイザーを始めており既存顧客に今後更なる売り込みをしていく可能性もあるためどこまで優位性を保てるかが重要なポイントとなります。

ウェルスナビの利用者は2019年9月末から1年間で6.5万人増加し増加率は40%に及びます。

運用者の増加と合わせて営業収益も増加しています。

19/12月期の1-3Qまでの営業収益は10億円に対して20/12月期の同期間は17億円と1.7倍に増加。

営業朱駅の増加に伴い、広告宣を除く費用での営業損益は7000万円の黒字となっており、今後は売上収益の増加と広告宣伝費の圧縮によって最終黒字を目指すことになります。

広告宣伝費は20/12月期3Q時点で2.8億円発生しており、個人的には売上を増加させるためには広告宣伝費の削減よりもしっかりと広告を打ち利用者を増やす戦略が必要だと思っています。

まとめ

ウェルスナビは現状では最終赤字となっていますが今後も利用者を増加させることで売上収益が増加し営業損益の黒字化を目指して欲しいです。

運用残高に対して1%の利用料を課金するビジネスモデルのため新規利用者数の増加が鈍化しても既存利用者の積立額が年々大きくなることで営業収益が増加します。

よって低い解約率を維持と利用者の増加を目指すことが早期黒字化への道筋となります。

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