こんにちは!
かずよしです。
高配当銘柄として人気なJTの2020年を振り返ります。
JT株を保有する上で知って起きたリスクについては↓過去の記事をご参考ください。
JTの事業内容を詳しく知りたい方は↓の記事をご参考ください!
さて、みんなが大注目をしていた配当は配当性向約90%で154円 /株での維持となっています。
そして配当維持を発表後の株価は11月2日に100円近く上昇しました。
100円上昇というのは、下期配当が77円 / 株のため配当以上に上昇していることになります。

一方で配当確定日以降は配当以上に下落するため配当目当てで直前に仕込むと損する可能性が高くなります。
配当の状況は第2四半期末は前年と同様の77.00円で決定、期末も前年実績と同額の予想77.00円となっています。

株価はだいたい2,000円 / 株を推移しているため、年間配当が予想通り154.00円 / 株とすると配当利回りは7%台と高利回りとなっています。
約20万円の投資で1万5400円のリターンがあり、1年以上の保有で株主優待ももらえるため個人投資家の間で人気にとなっています。
↓JTの公式ホームページの配当のお知らせです
↓JTの公式ホームページの株主優待のお知らせです。
しかし、当期利益は前年比▲11.0%となっており業績は下降気味ですので来期以降の配当については常に減配リスクが心配されます。

それにしても「配当金は安定性を重視し154円を予定」となっていますが、来期以降の配当は利益水準が落ちている中かなり不透明な状況です。

配当性向で見ると配当水準はかなり危険水準ですが、フリーキャッシュフローは4,150億円の予想となっており、154円 / 株の配当をした場合の配当支払総額が2,700億円程度であることからキャッシュフローベースでは配当の支払いに問題が無いのかもしれません。

配当が維持されるか?が最も注目されていますが、今後もJTの決算をチェックしていきたいです。

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