こんにちは!かずよしです。
今回は高配当と優待銘柄として大人気のオリックスの第2四半期の業績を予想しています。
オリックスはリースを中心に金融業など幅広い事業を展開する超多角化経営の企業です。
オリックスの事業内容については↓こちらをご参考ください。

それでは私の個人な事前予想をご紹介します。
通期決算の事前予想シナリオ
通期予想は未定となっていますが、5月に2パターンでの業績予測を出しています。
パターン① 第3四半期末までに穏やかに正常化した場合 純利益1,800億円~2,000億円
パターン② 今期末まで問題が継続すると仮定した場合 純利益800億円~1,200億円
1Qの決算では純利益500億円となっており、この実績が2Q以降も継続できる場合はパターン①の純利益予想に着地すると考えられます。
パターン①の純利益2,000億円を確保することができれば、注目の配当は「2021年3月期に限り配当性向を50%まで引き上げる」とう方針があるため配当維持が濃厚となります。
配当維持には純利益が2,000億円必要な理由は2020年3月期の配当総額が974億円のため、同水準を維持するためには配当性向50%とすると約2,000億円の利益が必要と計算されます。
項目 | 2020年3月期 | 2021年3月期 |
配当性向 | 32% | 50% |
中間 | 35円 | 35円(予想) |
期末 | 41円 | 未定 |
支払い総額 | 974億円 | 未定 |
自社株買い | 558億円 | 未定 |
一方でコロナの影響が長引いており、今期末まで問題が継続する場合のパターン②となる可能性もあります。
パターン②の利益水準となる場合は減配リスクが高まりますので2Q決算の大注目ポイントです。
個人的な配当予想
オリックスの21.3期の配当方針は下記の3ポイントとなります。
中間配当予想35円(前期同額)
配当性向を50%まで引き上げ
自社株買いの検討はコロナ収束後
1Qで純利益500億円のため期末までコロナ問題が影響した場合でも配当維持の可能性が高いと予想しています。

オリックスのこれまでの配当額と配当性向をグラフにしました。
リーマン後は大幅減配を行ったため業績が悪くなると減配する会社のイメージがありましたので今回は配当維持をして株主還元の姿勢をしっかりと見せてほしいと思います。

セグメント変更により事業内容がより詳細に分かる?
オリックスは1Q決算時に6セグメントをさらに分割して10セグメントとすると発表しました。
特に海外事業の成長に力を入れているため、海外事業を輸送機器、ORIX USA、ORIX EUROPE、アジア・豪州の4つに分割しています。
これまでは海外事業や事業投資という区分では事業内容が把握しずらかったので分割されたことで事業内容が分かりやすくなったと思います。
この10セグメントの中でも新型コロナの影響を大きく受ける事業がどこになるかが決算の注目ポイントです。
6セグメント | 10セグメント |
①法人金融サービス | ①法人営業・メンテナンスリース |
②メンテナンスリース | ①法人営業・メンテナンスリース |
③不動産 | ②不動産 |
④事業投資 | ③事業投資・コンセッション |
④事業投資 | ④環境エネルギー |
⑤リテール | ⑤保険 |
⑤リテール | ⑥銀行・クレジット |
⑥海外 | ⑦輸送機器 |
⑥海外 | ⑧ORIX USA |
⑥海外 | ⑨ORIX EUROPE |
⑥海外 | ⑩アジア・豪州 |
新しい区分の事業については2Q決算後に分析をしていきます。
まとめ
配当については何とか維持するのでは?と予想しています。
オリックスは経営の多角化がすごいので事業の把握が難しいので今後も情報を更新していきます。

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