JT決算発表 配当維持できるか?を解説

JT

こんにちは!かずよしです。

高配当銘柄として人気なJTの決算発表がありました。

大注目だった配当は維持となっています。JTを保有している方の大部分が配当目的だと思うので一安心といったところでしょうか。

第2四半期末は前年と同様の77.00円で決定、期末も前年実績と同額の予想77.00円となっています。

決算短信より

株価はだいたい2,000円 / 株を推移しているため、年間配当が予想通り154.00円 / 株とすると配当利回りは7.7%と高利回りとなっています。

約20万円の投資で1万5400円のリターンがあるため個人投資家の間で人気にとなっています。

超高配当となっているため減配が心配されていますが、今期については減配の可能性は極めて低いと予想しています。

その理由として、業績が前回の見込に対して上方修正もされている点があげられます。

決算説明資料より

業績予想の一株当たり純利益は174.73円と配当性向は88%と超高水準ですが四半期決算では100%を超える可能性もったため減配リスク大でしたが、今回の決算により今期は維持するだろうと思っています。

決算短信より

それにしても「配当金は安定性を重視し154円を予定」となっていますが、来期以降の配当は利益水準が落ちている中かなり不透明な状況です。

配当性向で見ると配当水準はかなり危険水準ですが、フリーキャッシュフローを確認すると4,150億円の予想となっており、154円 / 株の配当をした場合の配当支払総額が2,700億円程度であることからキャッシュフローベースでは配当の支払いに問題が無いのかもしれません。

決算レポートより

配当が維持されるか?が最も注目されていますが、今後もJTの決算をチェックしていきたいです。

JTのリスクについてはこちらをご参考ください。

JT(日本たばこ産業)株を保有するリスクまとめ
JT株リスクについて。高配当銘柄を購入する場合はなぜ高配当(株価が安いか)なのかを理解する必要があります。

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