はじめに
高配当株投資を始めてから約1年半が経過しました。
もともとは米国インデックス投資と国内グロース株をメインとしていましたが職場の詳しい先輩(60歳を超えている超ベテラン)から高配当銘柄への投資を勧められたことがきっかけで始めました。
最終的な目標は職場の先輩が達成している配当金を年間50万円受け取れるようにすることです。
先輩の運用歴は30年以上を超えており、運用額も1,000万円を超えているため私のような20代でタネ銭が少ない場合はすぐに達成することは難しいのですが、千里の道も一歩からということで地道に活動しています。
給料 + αとして配当金収入を安定的に享受できる仕組みを20代のうちから仕込んでいきたいと思っています。
下記↓は半年ほど前に作成した高配株投資の考え方のブログ記事です。
当時から企業を取り巻く環境が大幅に変わっているため、ポートフォリオに微修正を加えながら運用をしています。
高配当投資の途中経過
現状の高配当銘柄への投資金額は約130万円となっており、配当金は5万8千円、株主優待が約1万4千円相当です。
配当 + 優待の利回りは5.5%程度で合計約7万3千円のリターンとなっています。
配当は米国株ETFなどへの再投資に使っているので生活が良くなったという実感はまだありません。
KDDIやオリックスは利回りも高く、カタログギフトの株主優待も充実しているのでこちらは日々の生活にとても役立っています。
そして、利回り5.5%程度で運用しても月額1万円の配当を得るためには元手資金が最低でも200万円は必要ですね。
節約してお金を貯めねば・・・・
銘柄 | セクタ | 景気感応度 | 購入時株価 | 配当 | 株数 | 配当金 | 株主優待 |
ソフトバンク | 通信 | ディフェンシブ | 125,000 | 85 | 100 | 8,500 | |
ビックカメラ | 家電量販 | 景気敏感 | 118,000 | 20 | 100 | 2,000 | 4,000 |
KDDI | 通信 | ディフェンシブ | 300,000 | 115 | 100 | 11,500 | 3,000 |
コメダHD | 飲食 | ディフェンシブ | 205,000 | 51 | 100 | 5,100 | 2,500 |
オリックス | リース・金融 | ディフェンシブ | 140,000 | 76 | 100 | 7,600 | 3,000 |
伊藤忠商事 | 商社 | 景気敏感 | 210,000 | 88 | 100 | 8,800 | |
日本たばこ産業 | たばこ | ディフェンシブ | 215,000 | 154 | 100 | 15,400 | 2,000 |
計 | 1,223,000 | 58,900 | 14,500 |
コロナショック前に上記のポートフォリオを作成しているのでコメダHD、オリックスなど株価が購入時よりも下がっている銘柄もあります。
減配の可能性がある銘柄は現時点で配当を未定としているコメダHD、ビックカメラの2銘柄です。
オリックス、日本たばこ産業は今期は配当維持を予想していますが、特に日本たばこ産業は業績がいまいちで配当性向も高すぎるためポートフォリオからの見直しも検討しています。
ポートフォリをから変更した3銘柄
高配当ポートフォリオから除外した銘柄は、
①日産自動車
②武田薬品工業
③三菱UFJ銀行
の3銘柄です。
日産自動車は明らかに減配すると予想できたので早めに売却しました。
武田薬品工業はシャイヤー買収により資産に占める「のれん」の割合が高く、事業内容や決算書の内容が難しすぎて理解できないため手放しています。
三菱UFJ銀行は業績の先行きが読めなかったため売却しています。
武田薬品工業、日産自動車は売却益が出ましたが、三菱UFJ銀行は若干の売却損がでました。
特に日産自動車は無配 + 株価大幅下落となったため早期に売却をしておいてよかったと思っています。
高配当株への投資は難易度高い!
高配当銘柄への投資が一時ブームとなっていましたが、これはかなり難易度が高い投資方法だと思います。
①配当が高い = 高配当 と考えるのか、②株価が低い = 高配当 と考えるのかで高配当株のとらえ方が根本的に変わってきます。
配当利回りの高い銘柄には、②の株価が低いから高配当となっている銘柄が多く存在しており、業績悪化、減配などのリスクがあるため注意が必要です。
高配当株への投資の難易度が高い理由は下記の2点かと思っています。
理由① 減配・無配リスク
配当目的で投資したのに、減配・無配となる本末転倒な銘柄に注意が必要です。
直近では日産、キャノン、ANA、JALなどのNISAでも人気銘柄が一斉に減配をしました。
特に日産で含み損を抱えている人はとても多く、単純に「株価が低い = 高配当」と見えていた好例だと思います。
理由② 減配による株価本体の値下がり
高配当銘柄は配当目的で株を保有している投資家が多いため、減配となると株価も下がるというダブルパンチが待っています。
高配当銘柄に投資をする場合はしっかりと事業内容、決算書を精査・理解することが必須だと思います。
まとめ
ここまでは日本の高配当銘柄への投資についてご紹介をしました。
多くの大企業で業績が悪化しているため配当が減少するリスクが高くなっており、高配当銘柄への投資難易度は高まっていると思っています。
といっても、増配を継続している企業もあるためしっかりと銘柄選定を行えばリターンは狙えるはずです。
ここ数年は高配当銘柄投資よりも米国株の投資信託 / ETFのパフォーマンスが高いのでこちらもご参考頂けると幸いです。

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