2度延期されていたライドンおエクスプレスの決算がとうとう発表されました。
営業利益は前年比33%増など業績がよかったのですが、投資家にとって一番の朗報は記念配当によって配当が2倍になったことでしょう。
記念配当決定
直近の配当予想では10円/株でしたが、決定額は20円/株(普通配当10円 + 記念配当10円)となりました。
前期実績 | 直近の配当予想 | 決定額 | |
1株当り配当金 | 10円 | 10円 | 20円(普通配当10円 記念配当10円) |
配当総額 | 1億500万円 | 2億1000万円 |
記念配当というのは宅配寿司「銀のさら」20 周年を記念とのことです。
月に2回ほど利用しているのでうれしい限りです。

ただ、もともと配当利回りは約0.5%だったので倍の配当利回り約1%になった程度ではあります(笑)
メインは2,500円分の株主優待券ですので優待 + 配当で総合利回り3~4%となります。
コロナの影響で株価が下落した3月に100株購入したので含み益も含めて今のところ満足です。
事業内容などの詳細はこちらの過去記事をご参考ください。

財務内容
配当の原資は利益剰余金となっており、期末で42億円の利益剰余金の積上げがあるため配当総額も記念配当含めても2億1000万円のため無理のない水準での配当となっています。

キャッシュ・フローも自由に使えるお金であるフリーキャッシュフローが10億円となっており、キャッシュを稼ぐ力もしっかりとある企業と言えると思います。
営業活動によるキャッシュ・フロー | 投資活動によるキャッシュ・フロー | フリーキャッシュ・フロー |
17億1100万円 | ▲6億5800万円 | 10億5300円 |
その他、自己資本比率は55.9%と財務も問題ない水準です。
今後の成長は?
業績予想としては新型コロナウイルス影響による在宅率の増加に伴う、デリバリー需要増を見込み、
需要増やWEB注文増による生産性向上効果で、当期純利益10億円を目指すこととなっています。
21.3期通期予想
売上高221億円(前期比+5.1%)
経常利益16.1億円(前期比+22.7%)
売上高 | 営業利益率 | 経常利益 | 当期純利益 | 1株当り当期純利益 | |
20.3期通期実績 | 210億円 | 13億円 | 13億円 | 7.9億円 | 75.99円 |
21.3期通期予想 | 221億円 | 16億円 | 16億円 | 10億円 | 94.53円 |
増減 | 5% | 16% | 23% | 25% | +18.54円 |
在宅勤務の広がり、外出自粛などもあり宅配事業を行っているライドオンEには大きな追い風だと思っています。
一方で、飲食店がデリバリーサービスを始めるなど新たな競合も生まれてくると予想されるため今後も業績ウォッチをしていきます。

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