三菱自動車 事業内容と2020年3月期業績修正について

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三菱自動車概要

売上高 販売台数

三菱自動車の2018年度の業績はを簡単に振り返ります。

売上高 2兆5,145億円

販売台数 1,244千台  となっています。

売上高を世界の自動車メーカーと比較しランキングにすると世界19位に位置しています。

国内のランキングの場合はトヨタ自動車、本田技研工業、日産自動車、スズキ、マツダ、SUBARUに次ぐ7番目に位置しており2兆円の売上規模がありますが自動車業界では比較的規模の小さな会社という位置づけとなります。規模が小さいためCASEや自動運転への投資額が大きくなることもあり現在では筆頭株主の日産自動車とルノーと3社のアライアンスを結んでいます。

18年度売上高ランキング

日本に住んでいるとあまり三菱自動車のロゴを見かけないと感じている方も多いと思います。それもそのはず、販売台数の内日本向けは全体の8%に過ぎず、4割近くがアジア向けとなっているなど販売台数の9割が海外となっています。特にアジア諸国に旅行に行くと三菱のロゴをよく見かけます。


販売車種

三菱自動車のタイプ別車種の構成比を確認するとなんと63%がSUVとなっています。現在はセダンよりもSUVが人気のためいち早くSUVに力を入れているようです。

三菱自動車のSUVといえばエクリプスクロスやアウトランダーPHEVなどが思い浮かぶかと思います。

ミニバンではデリカが売れています。

三菱自動車は早くからPHEVの開発や電気自動車の開発に取り組んできました。i-MiEVは世界初の量産型電気自動車です。

株主構成

日産自動車 34.03% 三菱重工 20.02となっています。もともとは三菱重工の自動車部門が独立してできた会社です。現在は日産自動車が筆頭株主となっています。

2020 年3月期通期連結業績予想の修正

2019年に実施された消費税増や新型コロナの影響もあり2020年3月期の連結業績予想の下方修正が発表されました。

売上高 (当初)2兆4,500億円 ⇒ (修正後) 2兆2,700億円 (当初に対して▲1,800億円(▲7.3%))

連結経常利益 (当初)200億円 (修正後)▲50億円(当初に対して▲250億円(▲60%))

下方修正の理由として①グローバル自動車需要の一層の低迷に加え②新型コロナウイルス感染拡大による影響も重なったことで販売台数が大幅に減少したとのことです。

配当予想修正

業績下方修正と合わせて配当の修正も行われました。これまでは1株当り期末に10円でしたが、無配予想となっています。予想1株当り純利益▲17.47円であることから無配にせざるを得ない業績だと思います。

(当初)期末配当 10円 ⇒ (修正後) 0円

まとめ

6%を超える高配当として雑誌などで取り上げられていましたが、危険な高配当銘柄として購入を避けていました。しばらくは業績回復が見込めないので様子見が続きます。

コメント

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