料理サイトとして昔からクックパッドを使っており、3年ほど前から株を保有しています。
株を購入した当時は一株配当10.00円 + 1年分のプレミアム会員券があり、営業利益率40%程度と超好業績でした。
その後、ライバルサイトの台頭やお家騒動などがあり、業績が悪化。
会社より下記のように株主へ配当を還元するのではなく会社の成長のために投資に回すとの発表がありました。
2017 年からの 10 年をさらなる大きな成長のための事業基盤創りに再度注力する「投資フェー ズ」としています。従って、事業上獲得した資金をサービス開発、ユーザーベース獲得、 ブランド構築 等の事業拡大のための投資に充当することを優先するため、剰余金の配当は行わない方針です。
なお、変更後の配当方針は、2018 年 12 月期の期末配当より適用します。ご理解賜りますようお願い申し上げます。
クックパッド IR情報より引用
プレミアム会員券は存続しているので保有をしていますが、1株865円×100株=86,500円を投資しましたが株価が300円程度まで下落。
合計で▲5万円程度となり、プレミアム会員券狙いの塩漬け状態となっています。プレミアム会員は月額280円のため1年で280円×12か月×消費税10%=約3,700円分の恩恵は受けている状態です。
2019年11月11日の2019年12月期第三四半期決算があり、久々に株価が上昇(終値で15%)したので今後の保有計画を考えてみました。
▲2019/11/11の東証1部値上がり率ランキングの4位にランクイン
決算内容
それでは決算内容を見ていきましょう。
簡単にまとめると、下記のようになります。
売上収益:86億9,700万円(前年同期比△1.3%)
営業利益:7億9,300万円(前年同期比△61.4%)
税引前利益:7億4,000万円(前年同期比△64.0%)
四半期利益:4億9,300万円(前年同期比△29.3%)
全ての項目で前年同月比に対して減となっています。特に販売管理費が増加したことによる営業利益の減少▲61.4%と大きくなっています。
特に人件費や新規事業にかかわる費用が増加しており▲10.4億円を計上しています。
2019年12月期3Q累計の営業利益は7.9億円 (前年同期比▲12.6億円)
・販売費及び一般管理費は77.5億円 (前年同期比10.4億円の費用増)国内外の採用活動強化に伴う人件費およびそれに付随する費用と、海外事業および国内新規事業に関わる費用が増加。 公式HPより引用
一方で株価上昇の要因としては第三四半期までの累計では前年に対して減収・減益ですが、前年同月比では+1.4%、前年同月比では+1.4%となっています。
株価上昇のポイント
売りげ収益は下記の期間の比較では増加
・前年同月比 : +1.4%
・前年同月比 : +1.4%
国内レシピサービス会員売上は55.4億円 (前年同期比+1.9億円) 「クックパッド」プレミアム会員数は198.9万人。
・国内レシピサービス広告売上は21.4億円 (前年同期比▲1.8億円)
・その他売上は10.0億円(前年同期比▲1.2億円)
国内の平均利用者数は減少傾向にあるものの、海外の平均利用者数は増加傾向にあります。
海外利用者の推移
2019 2Q 3,864万人 ⇒ 2019 3Q 4,207万人
海外のレシピ数も増加中
財務分析
B/Sのダイジェスト (千円)
自己資本比率93%。負債が約19億円に対して自己資本は260億円あるため財務状況はかなり良好です。
業績が多少悪くてもキャッシュに困ることはなさそうです。
ただ、投資を先行させるため配当金は期待ができないと思います。
結論
個人的には毎日利用しているサービスなので損切りせずにプレミアム会員として利用しようと思います。
今後、プレミアム会員の優待が無くなるなどの改悪がある場合は損切りの検討が必要となります。
以上
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