2019年6月に会社の奨励制度を使ってITパスポート試験を受験しました。ITパスポートとは、「ITを利活用するすべての社会人・これから社会人となる学生が備えておくべき、ITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験」です。IPA(情報処理推進機構)が実施している試験の中で最も基礎的で難易度の低いテストと言えます。最も易しい試験なので(勉強する時間が無かったので)勉強無しの本番一発勝負をしました。
試験の勉強をするメリット
①情報セキュリティや情報モラルに関する知識が身に付く
②企業コンプライアンス・法令遵守に貢献する正しい知識が身に付く
③経営戦略、財務など、経営全般に関する基礎知識が身に付く
④業務に必要なITの基礎知識が身に付く
①、④のようにセキュリティやITの知識全般から、コンプライアンス・企業法務や経営・会計の基礎問題も出題されるのでサラリーマンとして押さえておきたい基礎知識をまんべんなく学べるイメージです。あさ~く、ひろ~く学習できます。
試験難易度
フォーサイトのHPによると50%を少し下回る程度の合格率のようです。

合格基準
合計で60%の正解率 かつ 全カテゴリで30%以上の正解率が必要
出題例
過去問よりセキュリティー関連の問題を出題例としてピックアップしました。以前に情報セキュリティマネジメント試験を受験した際にもよく出てきた暗号方式についての頻出問題です。
<例題>
暗号方式には共通鍵暗号方式と公開鍵暗号方式がある。共通鍵暗号方式の特徴として、適切なものはどれか。
A 暗号化通信する相手が1人のとき、使用する鍵の数は公開鍵暗号方式よりも多い
B 暗号化通信に使用する鍵を、暗号化せず相手へ送信しても安全である
C 暗号化や復号に要する処理時間は、公開鍵暗号方式よりも短い
D 鍵ペアを生成し、一方の鍵で暗号化した暗号文は他方の鍵だけで復号できる
正解はページの最後に記載します。
事前勉強無しの本番勝負の結果
7月中旬に合否の通知が発送されるそうですが、試験結果レポートを見ることができました。600点以上 かつ 各カテゴリ30%以上が合格基準に対して735点だったため、合格圏内でした。テクノロジ系の点数低い・・・・・・
まとめ
ITパスポートは毎週のように試験をやっているので、その気になればいつでも受験できます。パソコンに回答するタイプ(Toefl ibtやSPIに似ています)なので即座に点数が開示されるなど気軽に受けることができます。
ITパスポート試験公式HP
<参考 情報セキュリティマネジメント試験>
出題例の正解 ウ
コメント