こんにちは。
先日アパートの契約をしてきました。アパート契約は意外と分からないことがたくさんあったので、契約の際の注意点や交渉のポイントを紹介します。
これからアパート契約する方や興味のある方はご参考ください。
1.費用項目
アパート契約時の費用項目を抜粋しました。左側が初期費用(入居前の一括払い)で、右側が月々支払うの家賃です。
【費用項目】
それでは内容を確認していきましょう。
2.仲介手数料
これは簡単ですが、仲介手数料とは不動産屋さんに支払うマージンで、家賃の月額に対して0.5~1か月分が相場です。今回は1か月分(7.5千円)でした。
(2時間程度の対応でしたが、なかなかいいマージン率です)
3.保証費用
保証費用は 連帯保証人を立てずに、保証会社に保証してもらうために支払う費用となります。主に外国人や保証人がいない人にもアパートを貸せるように、保証会社が借りた人の保証人になるというイメージです。借りた人の、家賃未払いなどがあれば保証会社が家賃を立て替えて大家に支払う制度です。ただし、保証会社に求償権(立替分を請求する権利)があるため、結局、保証会社に滞納分を支払う必要があります。よって、保証人を立てることができる人にとっては単に支出が増えるだけなので、保証人を擁立することで、保障費用を削除してもらうように交渉をしました。結果は、取り消しを認められず交渉失敗。すべての人が加入するルールとのことです(不動産屋さんの勝手な都合によるルールですが)
4.室内殺虫消毒
室内殺虫消毒 (15千円)

業者さんが消毒してくれるそうです。不動産屋さん曰く、業者なので「通常よりも強力な」殺虫との説明でした。以前のスプレー爆発事件で発覚したようにア○マ○さんはお金を払っても実際はやってない可能性があるので、オプションから外しました。自分でバルサンします。
5.火消ッシュ
火消ッシュ(5.4千円×2本) 消化スプレーのようです。
いざというときに頼りになる、「火消ッシュ 」は5,400円/本。ちょっと高い気がしたのでネットで消化スプレーを探しましたが 1/5の値段で売っていました。
<不動産屋さんで紹介された火消ッシュ>

<ネットで見つけた消化スプレー>

ネットで1,000円程度で消火剤があったのでこちらを購入しました。
6.クリーニング費用
クリーニング費用?ってなんでしょうか。使用前の物件にクリーニング費用は発生しないはずです。 不動産屋さんに確認すると、「退去時」のクリーニング費用の前払いとのこと。しかし、経年劣化・通常損耗の範囲内であれば、借りた人はクリーニング費用などの負担は不要のはずです(改正民法の規定にあります) 例えば、善管注意義務を逸脱した故意または過失による損傷がある場合は費用負担義務が発生します。(壁を蹴って穴を空けたなど)
これはいわゆる「敷金」が名称を変えて現れたと解釈できます。民法改正で「敷金」=「借りた人が賃料を支払わなかった場合などに備えて、大家さんに債務の担保としてあらかじめ差し入れる金銭」の定義が明文化され、賃料未払い・故意又は過失による破損等が無ければ、目的物明け渡し後に全額返還されることが明確になりました。そこで、これまでのように「敷金」としておくと後で返金する必要があるので「クリーニング費用」と呼称を変えて請求していると思われます。この点を主張しましたが、「クリーニング費用」は取り下げてもらえませんでした。負け惜しみで退去時には追加でお金を支払わなくてよいことは契約書に記載してもらいました。
7.費用内容のまとめ
室内殺虫消毒と火消ッシュをオプションから外しました。クリーニング費用・保証費用も削除してもらうように試みましたが失敗したので成功した方いましたら教えてください!
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